【価格・注意点・事例など】仮囲い広告のイロハ
更新日:2023年2月24日
当社では、仮囲い広告の媒体交渉・デザイン制作・広告用シートの製作・施工まで一貫して請け負うことができます。
「仮囲い広告を出してみたいが、何から始めれば良いのだろう?」「そもそも仮囲い広告って何?他の広告と比べてどういうメリットがあるのだろう」という方へ、仮囲い広告取り扱い歴20年以上・製作〜施工までのノウハウを知り尽くした出力屋さんが、お客様の疑問を解決すべく、懇切丁寧に解説いたします!
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INDEX
仮囲い広告とは
仮囲い広告とは、建設工事中の作業エリアを区画し、通行人など第三者の安全を確保するために設置される“仮囲い塀”に広告を掲出するものです。
最近では周囲に違和感を与えないように…という配慮から、無地の仮囲いに社名やロゴマークをあしらったもの、またはイラストなどを描き周辺環境との調和を図ったもの、などイメージアップの一環として意匠を掲出するケースが増えています。
実は、商業広告を掲載する「広告宣伝媒体」として建設仮囲い塀を活用するケースはかなり以前から行われており、近年はそれが普遍化してきている傾向があります。以前と比べ大型サイズの意匠も増えてきました。
街中で大きな面積を占める建設仮囲いを新しい魅力的な屋外広告媒体として利用する流れは今後も続いていくものと思われます。
仮囲い広告が選ばれる理由
建設している施設をアピールできる
▲仮囲い塀を活用した建築中の建物周知の事例
仮囲い広告の多くは、その仮囲い塀で覆っている建築物の告知するために利用されます。
不動産物件の建築現場などでは、そこで建築されているものの紹介の広告を積極的に掲出することにより、周辺の人々へダイレクトに商材(不動産・商業施設など)をアピールすることができます。
このように仮囲いは、広告内容と実物を一致させて訴求できる点が最大のメリットです。
工事現場へのイメージアップ効果も?
仮囲いは一般的に、建設工事中の作業エリアを区画し第三者の安全を確保するために設置される囲いのこと…とお話ししましたが、工事現場がゆえに騒音など周囲に不快な思いをさせてしまうケースもあるとかないとか…。
そのイメージを払拭すべく、歩行者などにダイレクトに見せることができる仮囲いへ、工事の内容・企業のロゴや環境に配慮した意匠などを掲出することによって、周辺住民の方からの理解を得たり、期待感・イメージアップを図るきっかけになります。
仮囲い広告はコストパフォーマンス良好!?
▲仮囲い塀に多く使用されるフラットタイプの鋼板パネル。
目地が目立たず表面がつるつるとしています。
仮囲い広告は、製作費と広告効果の観点からコストパフォーマンスに優れています。
仮囲い塀の多くは、焼き付け塗装が施されたつるつる(平面・平滑)のパネルを組み合わせた仕様です。そういった基材は貼れる糊付きシートの選択肢が広く(語弊を恐れず言うなら、安価なシートでも問題なく貼れる可能性が高い、ということ)、また剥がしやすくもあるので、シート素材策定〜原状回復までトラブルなくスムーズに進行できる可能性が高いという点から、1年未満の短期広告媒体としてシート製作費を最適化しやすい貼り付け基材と言えます。
また、仮囲い広告の内容の多くは、その仮囲い塀で囲っている建設中の建物の告知です。広告と現物のロケーションが一致しているため、建物の場所も含めて周辺住民に深く認知してもらいやすく、広告費の面でも優れた費用対効果が期待できます。
貴重な屋外広告媒体
屋外広告を掲出する際には、多くの人々に視認してもらうための大きな広告スペースが必要です。そういったスペースは案外どこにでもあるわけではなく、建物の壁面など限られたリソースに掲出するか、野立て看板のように新しく掲出場所を作り出すかの大きく分けて2択となります。
その点、仮囲い塀は広告活用できるスペースが大きく、道路に面しているケースが多いという特徴から、貴重な屋外広告媒体と言えます。建設中の建物の周知はもちろん、それ以外にもアイデア次第で活用の幅が広がります。
※実際に広告を掲出する場合、各自治体に掲出許可申請(屋外広告物申請等)をしなければならないケースもございます。また、広告主と仮囲い塀の管理者が異なる場合、事前に仮囲い塀を使用するための交渉や仮囲い塀のリース期間の確認などを行う必要があります。
仮囲い広告の事例
当社にてお取り扱いをさせていただいた仮囲い広告の事例です。建設中の建物の周知目的のほか、仮囲い塀の大きなスペースを活用して他施設への誘導(リードサイン)・環境美化(装飾)・啓発広告などにもご利用いただきました。
仮囲い広告事例の詳細、仮囲い広告を含んだ壁シート製作・施工事例はこちら
仮囲い広告 製作における当社の強み
経験・ノウハウがあります
出力屋さんは2001年に大型出力機を導入して以降、仮囲いシート製作において豊富な製作・施工実績がございます。そのため、要件のヒアリングからお客様のイメージする成果物を納品させていただくまで、スムーズな対応をお約束します。
また、弊社ではお客様のご希望や施工現場ごとに異なる課題をクリアし、素材や価格の最適化に真摯に取り組んできました。イレギュラー事項にも柔軟に対応いたします。
自社工場をもっています
▲(左)出力ルーム(右)加工ルームの様子。印刷〜製品が出来上がるまでを自社工場一貫にて承ります。
出力機械台数は関東随一で、信頼の3M製メディアを中心に多種多様なメディアの取り扱いがございます。また出力機械だけでなく経験豊富なオペレーターが多く在籍していることも大きな力となり、メディア選定から製作データの作成、最終の出力製作および納品まで、厳しい納期にも迅速かつ的確な対応が可能となっています。
長年の経験値に裏付けられた確かなノウハウと最新の機材によって、最高のクオリティーをお約束します。もちろん実際の素材の質感などをリアルに体感いただけるよう各種サンプルもご用意できます。
デザイン製作〜施工までワンストップで請け負います
▲弊社には屋外広告実績豊富なデザイナーが常駐しており、
ゼロベースから施工・納品まで一貫して請け負うことができます。
弊社にはゼロベースからデザインを立ち上がらせることができるクリエイティブ集団も在籍しており、お客様のニーズにダイレクトにお答えできるデザイン力を有しております。また、お客様のニーズに合致した出力シート等の製作はもちろんのこと、それら製作物を掲出するための確かな施工能力も有しております。もちろんアフターサービスも万全です。
クライアント様に対し専任のスタッフが付くのも大きな魅力となっており、設置個所の調査からメディア選定、製作施工(納品)に至るまで丁寧なヒアリングを行い、相談内容を分析。企業の課題や現状を把握し、最後まで責任をもってご対応させていただきます。
全ての工程を一貫してワンストップで請け負える体制が確立されていることは弊社の最大の強みとなっております。
また、オンライン広告や媒体運営などすべての広告を幅広く手がけており、複数の広告手法や媒体との連携依頼ご提案も可能となっております。
仮囲い広告 掲出前に注意すべき点
屋外広告物申請の要否確認
街中で大きな面積を占める建設仮囲いですが、この仮囲いに対して無限に広告を掲出できるわけではありません。
仮囲いへの広告の掲出には、その仮囲いが設置されている各自治体等の定める各種規制をクリアする必要があります。
それら各種規制はそれぞれの自治体によって内容は様々で、大きさの規制や広告内容の規制、色見に関する規制など様々です。掲出前の段階で各自治体へのヒアリングが必要になります。場合によっては広告物申請の許可が必要になる場合もございます。
貼り付け基材の条件の確認
仮囲い塀はレンタルの物を使用している現場も多いため、原状回復の際を考慮し出力シートは再剥離性の物を使用するなど、注意が必要です。
出力シート自体も短期中期長期と仕様も細かく分かれておりますので、その掲出条件に合わせたメディア選定も大切になってきます。
仮囲い広告は一般的に表面に凹凸がない仕上げとなっているフラットタイプの鋼板パネルへの施工が一般的です。表面が凹凸となっている仮囲い鋼板やメッシュ鋼板、塗装がされている仮囲い鋼板などへの施工は注意が必要です。
仮囲い広告のシート素材例
仮囲い広告に使用される糊付きシート素材の一例です。
長さ 〜1m未満 |
長さ 1m以上〜10m未満 |
長さ 10m以上 |
|
---|---|---|---|
幅1320mm (最大出力幅)以下 |
¥5,500 (一律) |
¥5,000 (長さ1mにつき) |
特別価格有り/ 別途お見積もり |
幅1320mm超 | 別途お見積り |
長さ 〜1m未満 |
長さ 1m以上〜10m未満 |
長さ 10m以上 |
|
---|---|---|---|
幅1320mm (最大出力幅)以下 |
¥10,000 (一律) |
¥9,000 (長さ1mにつき) |
特別価格有り/ 別途お見積もり |
幅1320mm超 | 別途お見積り |
長さ 〜1m未満 |
長さ 1m以上〜10m未満 |
長さ 10m以上 |
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---|---|---|---|
幅1240mm (最大出力幅)以下 |
¥10,000 (一律) |
¥9,000 (長さ1mにつき) |
特別価格有り/ 別途お見積もり |
幅1240mm超 | 別途お見積り |
長さ 〜1m未満 |
長さ 1m以上〜10m未満 |
長さ 10m以上 |
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---|---|---|---|
幅1330mm (最大出力幅)以下 |
¥6,000 (一律) |
¥6,000 (長さ1mにつき) |
特別価格有り/ 別途お見積もり |
幅1330mm超 | 別途お見積り |
仮囲い広告の施工方法
仮囲い広告は大判サイズでの製作が多く、基本的にシートは分割して製作します。具体的には≒1200mm幅で縦に分割して出力製作を行い、施工現場で絵柄を合わせながら順番に丁重に貼り合わせていきます。そうすることで、最終的に大きな広告物(意匠)を仕上げることとなります。
※貼り付け手順、方法は職人や施工環境、貼り付け基材によりそれぞれ異なる場合がございます。
① 施工前の仮囲い塀の様子。今回はフラットタイプの鋼板パネルへの施工となります。
② シート1枚目の位置決めをします。仮囲いパネルの上辺等にシートを合わせます。
③ シートの上部を少しめくります。
④ 少しめくったシート部分を仮囲いパネルへ直貼りします。
⑤ シートの上から下に向かって貼りこんでいきます。
⑥ 2枚目も1枚目と同様に貼りこみます。
1枚目と絵合わせをしながら慎重に進めます。
⑦ 3枚目以降も同様に、絵合わせをしながら慎重に貼りこんでいきます。
⑧ 全て貼り終え、完成です!